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ウィーン旧市街地の徒歩観光：オペラ座からシュテファンまで

旧市街地の観光案内を無料公開します。内容は、1997年にトラベルジャーナルから出版されたウィーン観光詳細ガイドブックのために1995年に執筆したいくつかの項目の一つです。本では文字数の制限から一部のみの掲載でしたが、ここでは全文を公開します。

内容は、見過ごしてしまいがちな名所の紹介です。この内容は公認通訳案内士の国家試験には必須の暗記事項ですし、一般の観光にも大いに参考になると思います。

直径一キロのウィーン旧市街地は、歴史地区であり観光名所です。ウィーンでの食事、観光名所への移動、世界遺産のカフェーめぐり、ショッピングなど、ウィーンでは何をするにしても先ずはオペラ座界隈の旧市街地からです。

ウィーン旧市街地の３本の歩行者天国は、ウィーンで最も賑わう繁華街として知られており、その中でも特にオペラ座とシュテファン寺院を真っ直ぐ結ぶ500メートル程度のケルンテン通り／Kärntner Strasse（独）は銀座通りと言われ、ウィーンを訪れた観光客で歩かない人は稀なほどによく知られてます。

それでは、２千年以上の歴史が積み重なり、旧市街地の全体がそっくりユネスコの世界遺産にも登録されているウィーン旧市街地の散策開始です。

なお、古くなった内容は訂正を心がけてますが、間違いや論文発表で定説が覆されたとき等は、指摘くだされば幸いです。

目次

1. ザッハーホテルとザッハートルテ
   • 日本でもよく知られるザッハートルテの話。
2. カフェーモーツアルトとティロラーホーフ
   • カフェーモーツアルトは帝政時代から有名でした。
3. ロプコヴィッツ宮殿とカプチーナーグルフト
   • ベートーベン３番のシンフォニー初演と皇帝霊廟。
4. シュヴァルツェンベルク宮殿と皇帝賛歌
   • ノイアーマルクト広場の紹介、打診法の始まり、ハイドンの宗教歌劇初演、それからドイツ国歌の始まりなど。
5. ケルンテン通りとシュトック・イム・アイゼン広場
   • ケルンテン通りの終わりにある広場の紹介。