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歌謡曲

人の心を救う芸術への取り組みは、正攻法の姿勢を崩してはならないと思ってます。それが基本です。

 

鶫真衣さんが歌う「長崎の鐘」です。

画像は別の動画から取りました。

ジェシー・ノーマン

これまでの人生で最も感動した歌でした。素晴らしい音楽が低画質を補って余りあると感じます。

 

Bravi !!!

「故郷は遠きに有りて想うもの」とはよく言ったものだと思います。

石の壁に囲まれた静寂なアパートの深夜でした。1万キロの彼方から郷里の夜空を懐い、坂本九さんが唄うこの曲を聴いたのを想い出します。

 

 

仲間の演奏というのは、良いものですね。歌心というのは、打楽器奏者にも溢れるんですね。Bravi !!!

 今、この小さな部屋の小さな窓から見える空を見上げると、1万キロの彼方に居る仲間たちの温かい眼差しが感じられます。

九州唯一の音大

2016年の暮れのことでした。

熊本の平成音楽大学の学生さん達がウィーンに来て、モーツアルト記念館のベーゼンドルファー・ホールで発表演奏してゆきました。

話を聞くと熊本地震の後、校舎再建の目処も無くバラック校舎で修行が続いているとのことでした。

真摯な学長さんの開演の辞で「今、日本から文化が消えようとしている」「試練のとき、今こそ学生達へヨーロッパ文化を体験させねばならない」という言葉がありました。ヨーロッパ研修旅行実現の苦難が感じられます。

現場で現実と真剣に向き合う一人の教育者の姿に心打たれました。

 

人は思いを残して世を去ります。その思いの塊が芸術です。素晴らしい芸術や文化に驚き心打たれ感動を共に分かち合うことができればと願ってやみません。

本当に楽しい

1935年のChico Marx です。下記の画像をクリックするとYouTubeが開きます。

フォルクスオペラのフラッシュモブ

数え切れないほどのフラッシュモブの中で、相変わらずこれが一番好きです。さすが我らがフォククス・オーパー、面目躍如です。たった4分ぐらいで、さっさと初めて、終わらせる潔さもウィーンらしくて好きです。

ウィーン西駅のフラッシュモブ

 

撮影場所はウィーン西駅です。昔話ですが西駅界隈に30年間以上住んでましたから懐かしいです。

たくさん・たくさん学び、たくさん・たくさん経験して、行き着く先は理屈じゃなくて感動と感性なんだと感じさせられます。

楽器の違い

セゴビアのレッスンでお弟子さんから「セゴビア先生のギターは名器だから音が違う」と言われたときに、お弟子さんの楽器をセゴビアが手に取り、弾いたビデオテープがあります。

つまりセゴビアは、楽器以前に鳴らし方や弾き方が大切なことを示したわけで、楽器の鳴らし方を知らない人の弱音と、繊細な音だけの人の弱音の間には大きな差があるのを思い知らされるレッスンです。

セゴビアが弾くと、お弟子さんのヘボ楽器が艷やかな響きで見事に音楽を紡ぎ出したわけですが、最近はその動画がYouTubeにあるのではないかと思います。見付けたらアップデートして貼り付けますね。

 

以下の動画は一人で6本のギターを次々と持ち替えての演奏です。響きは同じ指の一人の演奏家の音で統一性があり、その上で楽器による音の違いも確認でき興味深いです。ワルカー、セゴビア、ブリームとどこか次元が違うとは言え、素晴らしい名演ですね。

◆ 1) 1964 Manuel de la Chica

マヌエル・デ・ラ・チーカ(1911グラナダ-1988グラナダ)

1930年代後半から製作を開始1970年代初めに体調不良の為引退。他のグラナダの製作家とは異なる楽器を生んだのは、レヒーノ・サインス・デ・ラ・マーサやアメリカに移住する前のセウドニオ・ロメロ等との親交から、サントス・エルナンデス等の名器に触れる機会が有ったことからと考えられる。

◆ 2) 1996 Ignacio Fleta e hijos

イグナシオ・フレタ・エ・イーホス

イグナシオ・フレタⅠ世(1897年スペインのウエスカ生)はハウザー、アグアドと並び称されるバルセロナのギター製作家。13才でバルセロナに上京しフランス人弦楽器工房で修行。当初はチェロ、ヴァイオリン制作家だったが、1950年にセゴビア演奏レコードに感動し、1955年頃から息子のフランシスコ(1925年生)とガブリエル(1929年生)と共にクラシックギター製作を始め、1962年頃からラベルが、それまでの「Ignacio Fleta Barcelona」から「Ignacio Fleta e Hijos」に変わり2人の息子との共作となる。彼らのギターは独自の製作方法で作られ、重厚で輪郭のはっきりとした、芯のある美しい音が知られる。現在は三代目ガブリエルJr.。セゴビアやジョン・ウィリアムス、トリビオ・サントスが弾いたことから一気に世に知られるようになった。演奏者を問わずしっかりとした豪快な鳴りにも関わらず清潔感もある。バルセロナのような海辺で制作された楽器は表面板が割れやすいので湿度管理に留意が必要。

◆ 3) 2014 Roy Fankhänel(ドイツ)

http://fankhaenel-gitarrenbau.de/

◆ 4) 2014 Bernd Holzgruber double top

ベルント・ホルツグルーバー(1939ヴェルデン、オーストリア)

オーストリア Velden am Wörther See のギター製作家。1968年にカール・シャイトのクラスでウィーン国立音大の卒業コンサートを自作ギターで演奏。19世紀ギターから近代ギター、その他の撥弦楽器を研究し多くのレプリカを制作。

◆ 5) 2014 Keijo Korelin double top

http://keijokorelin.com/

◆ 6) 1999 Ignacio Fleta e hijos

イグナシオ・フレタ・エ・イーホス

イグナシオ・フレタ(1897年生)が1955年セゴビアの演奏を聴いて感動し、息子のフランシスコ(1925年生)とガブリエル(1929年生)と共にクラシックギター製作に専念。彼らのギターは独自の製作方法で作られ、重厚で輪郭のはっきりとした、芯のある美しい音を持つ。現在は三代目ガブリエルJr.。

 

現在のギター制作の始まり

今回はギター楽器の制作史です。古典派時代に生まれたギターという楽器は、19世紀後半に入ると徐々に音楽史の表面から消え去り、スペインの民衆音楽フラメンコの中で生き続けます。

そんな中でアントニオ・トーレスが、19世紀ギターよりも一回り大きく、形状をフラメンコギターから採用した音量のある楽器を制作したのが現在のギターの原型とされてます。

上記YouTube動画で扱われている「エルナンデス・イ・アグアド」というギターについては以下に引用しておきます。そのうち日本語で要約補足してアップデートしますからお待ち下さいね。

Santiago Diaz Martinez, bekannt als Manuel Hernandez, wurde 1895 in der Ortschaft Valmojado, nahe Toledo, geboren. Victoriano Aguado Rodriguez erblickte 1897 in Madrid das Licht der Welt. Sie lernten sich bei der gemeinsamen Arbeit in einer Klavier-Fabrik in Madrid kennen und wurden gute Freunde, die nach der Produktionseinstellung ihres Arbeitgebers ihr eigenes gemeinsames Unternehmen gründeten, welches sich zunächst mit der Restauration von Möbeln und Pianos beschäftigte. Eher zufällig landeten die beiden beim Gitarrenbau, als der begeisterte Amateurgitarrist Victoriano Aguado Rodriguez zwischen 1945 und 1948 zwei Gitarren zum persönlichen Vergnügen baute, die eines Tages schicksalhafter Weise den Weg zu Regino Sainz de la Maza – zu der Zeit Professor für Gitarre am Real Conservatorio in Madrid – fanden, der das Talent der Freunde erkannte und sie ermunterte, weitere Gitarren zu bauen. Als um 1948 Modesto Borreguero, der vorher in der Werkstatt des berühmten Gitarrenbauers Manuel Ramirez gearbeitet hatte, zu ihnen stieß, begannen Manuel Hernandez und Victoriano Aguado Rodriguez sich mehr und mehr auf den Gitarrenbau zu konzentrieren – mit enormem Erfolg. Bald verkauften sie Gitarren in die ganze Welt, sogar an die thailändische Königin Sirikit. Bedeutende Künstler wie John Williams, Julian Bream und Atahualpa Yupanqui spielten „HyA“-Gitarren.

 

トーレス制作のギターはタレガが弾いたことでよく知られてますが、タレガの弟子であり唯一の後継者とされるリョベートもトーレスを弾き、最近はそのリョベートが弾いた3本のトーレスのうち2本目を福田進一さんが弾いてますね。


タレガにせよリョベートにせよ演奏技術が高かったので、トーレスを弾きこなすのは並大抵のことでは無いのがよくわかります。福田さんはさすがですね。

Fソルが弾いたフランス19世紀を代表する制作家ラコートは近代楽器のトーレスを比べると全く別の楽器と考えたほうが良さそうな感じですね。これを弾きこなすのは想像を超えた技術が必要なのではないかと感じます。

エンデチャ・オレムス

この曲「エンデチャ・オレムス」は、小品ながらフラシスコ・タレガ(Francisco Tárrega:1852/11/21 - 1909/12/15)の名曲として知られてます。

以下は、ギター弾きの間では良く知られていることですが、メモとして記しておきますね。

Tárregaの綴りは「r」の文字が2つ続くことから、日本では「ターレガ」「タルレガ」などとも呼ばれてます。 

エンデチャ・オレムスは、タレガによって別々に作曲された Endecha(哀歌)と、Oremus(祈り)の2曲がまとめられて1ページの楽譜として出版され、2曲続けて演奏されるので、エンデチャ・オレムスで一曲のごとく扱われます。

「エンデチャ」も「オレムス」も両曲共にまるでメモのような数行の小品ながら、ギターの魅力がよく表現され、左右の指使いの難易度も低いので、初心者の発表会などで弾かれることが多いです。

もちろん美しく演奏するのは並大抵のことでは無く、「melody」「harmony「rythmus」の基礎の上にディナーミク(dynamik)の表現、そしてアゴーギク(独 Agogik)とアーティキュレーション(articulation)、フレージング(phrasing)、テンポ・ルバート(伊 tempo rubato)についての分析、さらに、歴史と地理的民族的な様式など、理解できれば何でもない当たり前のことが、わからなければ最後まで気付くことが無いという厄介な問題に引っかかってしまうことが多いです。

因みにテンポ・ルバートについての記述はモーツアルトが最初だったずです。

作曲家の遺作と言われる「オレムス」の語源はラテン語で「Let us pray」の意だそうです。

WikiPedia「Oremus (Tárrega)」

上記WikiPediaによるとタレガ作オレムスの原曲は、シューマンのピアノ作品だそうです。 「transcription of the second section of Robert Schumann's Phantasietanz, Op. 124, no. 5.」

このシューマンの原曲を聴いてみると、ピアノらしい音の繋ぎ方が感じられますが、メロディを浮き立たせるのが難しいためか、演奏されることは稀なようです。動画のピアノ演奏からはシューマンらしい精神障害に悩まされた葛藤や、天性の感性に突き動かされた情熱が感じられます。

タレガは原曲のピアノ曲からシューマンの美しい感性を汲み取り、ハイポジションの3度と6度の連続によるギターの魅力溢れるメロディに見事に変化させてます。

参考ページ:
https://www.delcamp.biz/viewtopic.php?t=510

 

MGG Online

MGG(Die Musik in Geschichte und Gegenwart)といえば、真面目に音楽に取り組んでいる人なら誰もが世話になっている定番中の定番として知られる音楽百科事典です。25000ページに3500人の著作者によって19000項目が網羅されており、これまでに刊行された音楽辞典中で最大の情報量です。

全巻を揃えると安いものではないので、これまではウィーンの図書館から必要ページのコピーを持ち帰り、床中にコピーを並べ、ラインマーカーを駆使して調べ物をしてました。


ヨゼフ・ツートのギター辞典がパブリックドメインで公開されていたので、もしかしてと思い当たり、独語グーグルで探してみたところヒットしました。

MGG Online
MGG Online (Die Musik in Geschichte und Gegenwart)

 

辞典とか辞書のドイツ語は難しくないので助かります。なおフルアクセスには登録が必要です。

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