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芸樹としての音楽はもっと悲惨

  • 2026/02/03 21:29
  • カテゴリー:芸術

芸術も学術研究と同じです。ヨーロッパでもその傾向が危惧されています。日本はもはや手遅れでしょうね。

ノーベル賞受賞者・大隅氏が嘆く
日本における基礎科学の惨状

芸術も音楽も知らず、気付く環境も無ければ、手先だけが器用な人が持て囃されるのは当然でしょう。想像力は期待できませんから。

これは芸術を解さない人々に照準を合わせた結果です。サーカスと芸術は異なるのです。つまり、サーカスの良し悪しではなく「異なる」ことの指摘です。教育の問題ですから政治の問題です。

ヘミオラ(hemiola)

◇ AI による概要

ルネサンス期またはそれ以降の音楽において、8分の6拍子の曲を4分の3拍子のように演奏する(あるいはその逆の)技法は、ヘミオラ(hemiola)と呼ばれます。

これは、拍子のグループ分けを一時的に変更することで生じるリズム的な錯覚や強調効果です。

8分の6拍子は、通常、8分音符3つを1つのグループとする2拍子系(1-2-3, 4-5-6)として感じられます。

4分の3拍子は、通常、4分音符1つを1つの拍とする3拍子系(1-2-3)として感じられます。

ヘミオラは、8分音符2つを1つのグループとする3拍子(4分の3拍子のリズム)として演奏することで、本来の8分の6拍子のアクセントパターン(2拍子系)とは異なるリズム感を生み出します。特にバロック音楽の終止(曲の終わり)部分などで頻繁に用いられた技法です。

生徒さんがポンセのプレリュード(Weiss改め)を練習したいとのことで、重い腰を上げることになりました。3分程度の魅力に溢れた小品ですが、魅力を伝えるための労力が大きい割には、あっという間に終わってしまうのが辛いところです。

前奏曲です。8分の6拍子です。

もちろん L.S.Weiss(1687-1750) のバロック作品ではなく、メキシコ生まれイタリア&ドイツで学んだマヌエル・ポンセ(1882-1948)の新古典主義の作品です。

この曲は音を出すだけなら初心者でも可能ですが、ポンセとセゴビアのギターレパートリに対する意図を考慮したアナリーゼは必須です。

シェイクスピアではありませんが「ヘミオラ」か「アウフ・タクト」か、それが問題です。バッハのチェロ組曲1番前奏曲と同様に騒がしくならないように流麗に盛り上げます。

この曲の演奏時にはアクセントでアゴーギクを明確にして初めて生まれる躍動感が表現の要になります。躍動感無くして曲の魅力は引き出せない、つまりアンコール程度の小品ながらも難曲だということです。

ランチェスター時間の法則

  • 2025/12/31 22:44
  • カテゴリー:その他

「ランチェスター時間の法則」では、人生や仕事の成功は「才能×時間の2乗+過去の蓄積」という公式で表され、才能が劣っていても投入する「時間(量)」を増やすことで、努力の二乗効果により逆転・圧勝できるという考え方。

それによると、 約3倍投入で大体勝て、 4倍で 「圧勝」つまり1日14時間で才能が劣る人でも負けることがないとされる。

ランチェスター時間の法則

要するに「才能と共に練習量も結果を左右する要因」ということらしいです。英語の「Practice makes perfect」とほぼ同じ意味で使われ、練習や経験を積むことの重要性を説いています。

ドイツ語でUebung macht Meister 直訳では「練習が巨匠を創る」。

よく使われる日本語なら「練習は嘘をつかない」「練習すれば達人になれる」「習うより慣れろ」といったところでしょう。

なお、練習が必ずしも報われないことがあること、そして、その原因についても考える必要があります。いずれにせよ、練習無くして可能性は無いと考えるべきでしょう。

Victor BORGE(ヴィクター・ボーグ)

  • 2025/12/09 10:05
  • カテゴリー:芸術

カバレット」はご存知でしょうか?その俳優が「カバレティスト」です。

前の投稿に続いて、5年前に他界された Victor BORGE(ヴィクター・ボーグ)さんです。デンマーク人ですから英語は堪能です。YouTube字幕を日本語にしても良いかも知れません。

言葉遊びとか、モーツアルトのことを知ってないと笑えないということは「カバレット」のお客さん達は、読み書き算盤以外の能力も高い階層だということです。日本語の学び始め数年の外人さんにとって落語の理解が簡単ではないのと同じ感じでしょうかね。

知識人のための笑いの文化ってのは良いものです。

https://youtu.be/RtDX1Vl-Jxk?si=Loo3a3BLiAaxyjRl
カバレティスト「ビクター・ボルゲ」

ボーグさんをもう少し聞きたいと言う方は:
Victor Borge (1909 - 2000) - Csárdás e Dance Of The Comedians - Legendas em PT-BR

チャルダッシュの名演

音楽という芸術を好む人は、画質とか音質とかよりも内容で価値を評価するものです。

Victor Borge improvises "Czardas" with Anton Kontra
https://youtu.be/Gf8beXvB5Rs?si=6AjoBLt0OBs-i_X9
チャルダッシュの名演です

文豪ゲーテが言いました「ワインは楽しくする/Wein macht froh」。「音楽は楽しくする/Musik macht froh」でも良いかも知れません。

アドベント公演

山内しほ、高崎守弘 来週の木曜12月11日の昼間公演です。

 ラテンアメリカを中心にアドベント(Xmas)関連のギターソロ、ギター伴奏フルート演奏でモーツアルト、メンデルスゾーンなど6曲、スタンダードなギターソロ作品はヴィラ・ロボスやバリオスなどを予定してます。

フルートは山内しほさんが受けてくださいました。入場無料ですよ!

それから、一応文化講座ですからスライド写真でカトリックのアドベントやキリスト教世界の話をしようと思います。

 

行政主催の「いきいき大学」と「ナイスレディ学級」の2つの講座をまとめ、さらに入場無料だそうですが、平日の午前中ですから600席以上を埋めるのは難しいようです。

会場の雄踏文化センターには充分な無料駐車スペースがあります。よろしければ遊びにいらしてくださいね。
フルート「山内しほ」、ギター「高崎守弘」

 追記:お越し下さりありがとうございました。

クラシックギター演奏:高崎守弘 フルート:山内しほ、ギター:高崎守弘

ギターの構え

先人の教本に載せられた挿絵です。わかりやすいです。
Méthode pour la guitare de Fernando Sor, 1830

Méthode pour la guitare de Fernando Sor

身体の向きとギターの向いている方向に少し角度があります。これについての詳細説明は長くなり、あまり意味が無いので避けます。

ついでに楽器の響きについても記しておきますね。

ギターと身体の接点は4ヵ所、左大腿+右内もも+胸+前腕。楽器の保持に左手は使いません。

楽器と身体との接点を少なくすると鳴りへの影響が少ないですから、楽器を少し上向きにすると接点を面ではなくエッジにすることが可能です。

音の伝達は振幅により異なり、高音は低温に比べて遠達性が少ないので、会場では高音、特に倍音の細りで聞こえ方が異なります。

通常の演奏会場は天井に吸音材は使われず、音を吸い取る聴衆や衣類などは会場の床に集中しているので、弦の振動を空気に伝える表面板を少し上向きにした方が倍音痩せが少ないです。

ANA楽器用コンテナ廃止

  • 2025/12/02 23:45
  • カテゴリー:その他

全日空ではチェックイン時に預け荷物となるギター用のコンテナサービスが2026年1月31日をもって終了だそうです。

ANAサイト

ヨーロッパの音楽様式

ヨーロッパの音楽史を追いかけると以下の順です。

古代
中世
ルネサンス
バロック
 数千年前から 
 1500年前から 
 550年前頃から 
 400年前頃から
     == 産 業 革 命 ==  
  クラシック ⇒ ロマン  
近世 ⇒ 現代
 250年前頃から 
 100年前頃から 

細かく言えば年数は国によって違いますね。建築/文学/絵画/音楽など文化の内容によっても異なるので大まかなものです。

途中【==産業革命==】の行を加えたのは、それがヨーロッパ文化史に大きな変化をもたらしたと考えられるからです。難解なポリフォニーに替わって現代まで続くホモフォニーの始まりでした。

なお、現代は混乱の時代です。

Rワーグナーの無限旋律に始まり、調性破壊の後は12音技法に向かいましたが、その後は、行き先を見失ったままです。これは、産業革命以降に文化が庶民に解放されたことと関係してます。

同様に、日本で1945年の敗戦の後は合衆国統治の影響により、最近2百年間の表面的な西洋文化だけが浸透しました。薄っぺらになってしまった日本文化と、歴史を積み重ね続けているヨーロッパ文化との違いは興味深いです。

これは、ラテンアメリカの文化がバロック以降のヨーロッパ文化の影響下にあるのと同じ理由です。

ルネサンス時代の音楽

AI の回答がよくまとまってます

ルネサンス音楽は15世紀から16世紀にかけてヨーロッパで発展し、複数の声部が独立して響き合う「ポリフォニー」が特徴です。中世の宗教音楽を発展させ、教会音楽だけでなく、マドリガーレなどの世俗音楽も栄え、個人の感情表現が重視されるようになりました。この時代の音楽は、後世のバロック音楽への橋渡しとなりました。

 

◆ ルネサンス音楽の特徴 ◆

  • ポリフォニー(多声音楽)
    主旋律と伴奏という区別がなく、複数の独立した声部が対等に歌われる形式が主流です。
  • 声楽中心
    器楽はまだ発達途上であり、多くの楽曲が教会音楽や世俗歌曲といった声楽によって作られました。
  • 宗教曲と世俗曲
    カトリックのミサ曲やモテットといった宗教曲が発展した一方、マドリガーレ、シャンソン、パヴァーヌなどの世俗音楽も人気を集めました。
  • 表現の重視
    人文主義の影響を受け、感情や個人の表現が音楽において重視されるようになりました。

◆ 代表的な作曲家とジャンル ◆

  • フランドル楽派
    ヨーロッパ各地に影響を与えた中心的な楽派でジョスカン・デ・プレ、ラッススらが活躍しました。
  • イタリア
    マレンツィオ、モンテヴェルディらがマドリガーレを盛り上げ、鍵盤音楽も発展しました。
  • イギリス
    バードやダウランドが活躍し、リュート曲や、タリスやギボンズらによるアンセムやモテット、マドリガルが作られました。

 

■ ギターで弾かれるルネサンス時代のレパートリー

ギターという楽器の発生が産業革命後の古典派時代(クラシック時代)ですから、その前のバロック作品もルネサンス作品も同族の撥弦楽器の楽曲が主になります。 つまり、ルネサンス時代のリュートやヴィウエラ(スペインの撥弦楽器)のために書かれた楽曲です。これらの楽器の音楽はギターと相性が良く、多くの優れた作品が現代のクラシックギター奏者によって演奏されています。

◆ イギリス ◆

  • ジョン・ダウランド (John Dowland, 1563-1626)
    イギリス・ルネサンス期を代表するリュート奏者・作曲家です。彼の作品は現代のクラシックギターの重要なレパートリーとなっています。 「涙のパヴァーヌ (Pavana Lachrimae)」「蛙のガリアード (The Frog Galliard)」「ファンタジア (Fantasia)」「エリザベス女王のガリアード (The Most Sacred Queen Elizabeth, Her Galliard)」
  • ロバート・ジョンソン (Robert Johnson, c. 1583-1633)
    「アルマンド (Alman)」
  • 匿名作品
    「グリーン・スリーヴス (Greensleeves)」は当時から人気がありました。

◆ スペイン(ヴィウエラ音楽) ◆

スペインではリュートの代わりにヴィウエラが主流であり、そのための楽曲がギター用に編曲されています。

  • ルイス・デ・ミラン (Luis de Milán, c. 1500-c. 1560)
    ヴィウエラのための最初の出版譜『エル・マエストロ (El Maestro)』で知られています。
    「パヴァーヌ (Pavana)第1番〜第6番」「ファンタジア (Fantasia)」
  • アロンソ・デ・ムダーラ (Alonso Mudarra, c. 1510-1580)
    「ファンタジア第10番(ハープを模倣した形式、ルドヴィーコの様式による)(Fantasia X que contrahaze la harpa en la manera de Ludovico)」「コンデ・クラロスによる変奏曲 (Diferencias Sobre "Conde Claros")」
  • ルイス・デ・ナルバエス (Luys de Narváez, fl. 1526-1549)
    「牛を見張れによる変奏曲 (Quatro Diferencias sobre Guardame las vacas)」「皇帝の歌(千々の悲しみ)(Mille Regretz)」

◆ イタリア ◆

  • フランチェスコ・ダ・ミラノ (Francesco Canova da Milano, 1497-1543)
    リュート奏者として非常に高く評価されており、「イル・ディヴィーノ(神)」と呼ばれていました。
    「リチェルカーレ (Ricercare)」「ファンタジア (Fantasia)」

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