新しい観光名所 毎年多くの人々がウィーンを訪れ、音に聞こえた「音楽の都」を求めてオペラ、コンサート、ワルツショーと駆け回る。ウィーンでは観光客用のワルツショーといえども、目を閉じ耳を澄ませれば、そこには本場の躍動感があふれている。まして、世界最高のオペラやウィーンフィルをはじめウィーン交響楽団、ウィーン少年合唱団と、素晴らしい演奏が目白押しである。音楽好きにはたまらないだろう。 さて、夜はこのように素晴らしい催しが目白押しだが、音楽の都ウィーンでの観光は何があるのだろう。まさか夜のコンサートまでホテルでじっとしているわけにはゆかない。ウィーンは音楽の都と言われるだけあり、音楽の観光にも事欠かない。楽聖眠る中央墓地、音楽家の記念館、新王宮の古楽器博物館。いずれも世界的に有名な観光名所である。
そんな中でひときわ採光を放つのが、ウィーンフィル創設者で初代指揮者であったオットー・ニコライの住居があった建物に博物館としてオープンした 内部には、ウィーンフィルの歴史博物館の他に、ハイドン、モーツアルト、ベートーベン、シューベルト等ウィーンで活躍しウィーンで没した音楽家達の歴史博物館、そしてヴァーチャル・コンダクター、つまり「ウィーンフィルの仮想指揮」の設備もある。見事ウィーンフィルを最後まで指揮できれば、上階のショップで証書を発行してもらうことも可能だ。
最後に、 ■ シュテファン・ザイグナー/創立者 [文:R.ムルス] ザイグナー氏がシーメンス社と地元の保険会社の資金協力を得ることに成功したのは、彼自身の経営投機の経験を踏まえた上で、同じ経営者として彼らにこう助言することができたからでしょう。「スポンサーというものは、無理のない範囲ですれば良いのですよ」
ザイグナー氏は、 |