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2021/07/18更新

ウィーン的な現地レストラン

関連項目:
和食レストランとアジア料理店
ホイリゲ居酒屋

※お急ぎの方はページ下部のレストランリスト

ウィーンに来たら、現地の料理を現地の雰囲気で楽しみたいと思うのは当然です。和食なら日本で食べた方が値段が安く、食材も新鮮で、選択範囲も広いでしょう。

では、ウィーンで現地の人が食べるようなレストランで食べたいと思ったとき、漠然と想像するレストランとはどのようなものでしょうか?

ウィーン現地レストランの現実

夢を打ち砕くようで申し訳ないのですが、現地の人々の大勢を占める階層は、決して豊かな人々ではありません。貧しいかどうかはともかく、お金に糸目を付けずに外食できるような人々ではありません。

このような普通の人々の様子を知るには、市心を取り巻く住宅地のショッピングセンターに行き、人々をゆっくりと眺めれば、少しはわかるかも入れません。もしも可能なら、そのような普通の人々と雑談でもすれば、もっと多くを知ることができるかも知れません。

一般にこちらの人々は、住居に大金と労力を傾けても、こと毎日の食事となると、驚くほど質素なのが普通です。黒パンと暖めたソーセージ程度が夕食だったり、野菜や果物の摂取も積極的ではありません。偏った食事と運動不足が原因で、不健康に太った人が多く、良質な水道水に恵まれているにもかかわらず、短命です。

また、こちらでは、どの家庭に行っても、台所がピカピカに磨かれており、いつも清潔なのは、残飯をエサに繁殖したネズミによりペストなどの疫病が流行した歴史からの教訓ばかりでなく、料理らしきものを作らず、台所をあまり使わないからだと理解してます。ウィーンの主婦が台所を使うのは、ケーキやクッキーを作るときぐらいでしょう。

さて、このような人々が外食に行くとき、どのようなレストランへ行くでしょうか。幼少時から質素な食事を取ってきた人ですから、きっと、器と料理の色彩感覚や、香り、温度、量感などの微妙な変化よりも、わかりやすい味付けと充分な量、何よりも値段の安さが重要なポイントになるのは、想像に難くありません。

もちろん、一般庶民の生活の様子を見る旅行も悪くはないですし、個人的にはその方が好みだったりしますが、世界中からウィーンという都市を旅行地として選んだ皆様は、いかがでしょう。人を見るなら、ウィーンよりもインドとか中南米、アフリカの方がもっと刺激的かも知れませんね。

では、ウィーンらしいレストランを想像するとき、どんなレストランをイメージするでしょうか。

ウィーンの現地レストラン選びのポイント

この命題は、評価が主観によるしかないことから、人それぞれとしか答えられないというのが正直な回答です。しかし、それでは困る人も多くいるのではないでしょうか。

少し考えてみましょう。

日本からの観光客に安心して勧められるローカルレストランとは、ある程度の営業年数を持ち、古き良き時代の雰囲気を留めていること。清潔なこと。観光客ばかりでなく、現地の人々も普通に出入りしていること。ウェイターが観光客、特に日本人の特異な習慣に免疫があること。いわゆる伝統料理や名物料理のバリエーションが広く、旬の食材も楽しめること。美味しく出そうと努力していること。値段がそこそそ安いこと。市心に位置すること。

そんなレストランがあるわけ無いという声が聞こえてきそうですが、いくらかでもこの条件に近いレストランを捜してみましょう。

以下は順次公開してゆきます。何かお勧めレストラン情報をお持ちでしたら、掲示板へお願いします。

お薦めウィーン現地レストラン

事前予約、ジャケット着用のレストラン

有名なレストランシュタイラーエック/Steirereck(独)は、ドナウ運河の右を旧市街地から数百メートル下った橋の角(取消線2006)市立公園内ヒルトンホテル寄り。ミシェラン☆☆
コルソ/Korso(独)はオペラ座横ホテル・ブリストル内。
ドライ・フザーレンは歩行者天国の脇に位置する2010年6月17日倒産。
ホテルシュバルツェンベルク(2007年閉鎖)
ウィーンの名物料理ターフェルシュピッツ/Tafelspitz(日)(茹で肉料理)で有名なプラフッタ/PLACHUTTA(独)はシュトゥーベントァ界隈。その姉妹店「ヒーツィンガーブロイ」PLACHUTTA2号店(独/英)はパークホテルシェーンブルンを背にして市電沿いに右方向200m程度。
最近ミシェラン星を取ったリエギ/RieGi(独)は王宮ミヒャエル門界隈。
フィッシュレストラン・ボドゥロ/Fischrestaurant Bodulo(独)は17区のHernalser Hauptstrasse 204