ヘルメスヴィラ/Hermesvilla
皇后エリザベート のために皇帝フランツ・ヨゼフが作らせたヘルメスビラ(独/英)は、ウィーンの西に広がるラインツ動物保護区(Lainzer Tier Garten)の中にあります。皇后エリザベートは、宮廷生活に疲弊した心を、ウィーンの森にひっそりと包まれたこの小さな別荘で癒したと言われてます。
エルメスビラの内部は博物館として公開されており、皇后エリザベートが生きた19世紀後半に流行した歴史主義の豪華な調度類が見られます。ヘルメスヴィラの角のカフェーレストラン(独/英)で昼食を取ったり、コーヒー休息もお勧めできます。
開館 | : | 3月21日-10月26日、火-日曜と祝日10時-18時 10月27日-3月20日、金-日曜と祝日10時-16時半、閉館:元旦、12月24日、25日、31日 |
| : | A-1130 Wien, Lainzer Tiergarten, Tel:+43-1-804 13 24, Fax:+43-1-804 13 24 |
ヘルメスヴィラへの移動方法
タクシー移動なら、市心から乗るよりも地下鉄U4号線のヒーツィング(Hietzing)駅まで移動し、進行方向の信号を渡ったところのタクシー乗り場から利用する方が早いかも知れません。料金は15ユーロ程度(2006年現在)でしょう。タクシーは動物保護区内へは入れないため、ラインツ門(Lainzertor/ラインツァートァ)の入り口で降りることになります。帰りのタクシーは無線タクシー会社へ電話し呼ぶか、行きに使ったタクシーと時間を決めて待ち合わせないと、流しのタクシーが通ることが無いので注意が必要です。
全て公共移動機関を利用する場合は、オペラ座筋向かいから市電62Hermesstrasse下車、バス60B終点Lainzertor下車。ラインツ動物保護区 ( Lainzer Tiergarten ) 内を標識表示に従って徒歩15分程度。(または地下鉄4号線 Ober St.Veit 下車、バス 55B 終点 St.Veiter Tor 下車)
- シェーンブルン宮殿からの地図:
- 地図検索(独) ⇒ Hermesvilla
ラインツ動物保護区/Lainzer Tier Garten
ラインツ動物保護区は、夏にスペイン乗馬学校のリピツァーナ馬の休養に使われることでも知られ、鹿やイノシシの群れ、狐、ウサギなど多くの動物が生息します。時間と体力があれば、しっかりした靴で30分程度かけて丘を登れば、標高200m弱に広がるウィーン盆地が見渡せる「ウィーン眺望の丘/Wiener-Blick/ヴィーナー・ブリック」までの散策も可能です。
| ラインツの歴史 |
古代 | ローマの路があった。 |
| スラヴォニア族 (Slawonien) の塹壕草地村 (Grabenangerdorf) |
1313 | Luventz と呼ばれる。スラヴォニア古語で草地 (auf der Wiese) の意。 |
1441 | Laincz と呼ばれる。 |
1467 | 上部 (Obern) Laincz , 下部 (Nidern) Laincz と呼び分けられる。 |
1890 | (1892?) ウィーンの拡張によりウィーン13区の一部となる。 |
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| ラインツ動物保護区 |
1755 | 元々様々な地方豪族の小領地をハプスブルグ家が買い国の管理とする。 |
1772 | マリアテレジアによって策で囲われ、イノシシの保護区(禁漁区)となる。 |
1782 | - 1787、ヨセフ2世による 22.6km の塀。32500fl の予算。 |
1908 | 最後の宮廷狩猟の記録。 |
1941 | 自然保護区指定 |
1960 | 南を拡張 |
1066 | 広さ 2500ha の記録 |
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| 建造物 |
1740 | 人工沼 |
1774 | 草地に小屋 |
1782 | 狩猟の館 |
1882 | - 1884、ヘルメスヴィラ。建築美術家Carl von Hasenauer(独) |
1979 | 歴史博物館として整備公開。以来、常設以外に特別展会場にも使われる。 |