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2008/03/18-2021/07/17

ウィーンの天気/気候

夏の平均気温は22-26℃程度で、最高気温が30℃を超える日もありますが、日本と比較して乾燥しているので過ごしやすいはずです。夏の最低気温は通常15℃位です。

冬の平均気温は氷点下付近、12月から3月にかけて雪が降り積もることもあります。

年間平均降水量は620mm程度で、ウィーン東地域は年平均降水量が500-550mm、ウィーンの森がひろがる西地域は年平均降水量が700-800mmになるところもあるようです。

寒暖の差が大きく、一日の気温差が10度以上の日も普通にあり、気温の予想は困難です。長期に渡り天気が安定しているとき以外の天気予報は、当たらずとも外れず程度と理解した方が良いようです。降水量が少なく、雨や雪は日本でのイメージと違なり、激しい雨は夏の雷雨くらいでしょう。雷雨は、雨宿りする間に遠ざかることが多いため、周りの人の様子を見ると良いかも知れません。冬季の積雪も数センチ積もれば多い方ですが、気温によっては道路凍結の可能性もあります。

このページの内容:
1.ウィーンの年間の気候
2.ウィーンは大陸性の気候
3.脱水対策に水分補給
4.ウィーン旅行の服装/衣類
5.掲示板投稿から
関連項目:
ライブカメラのリンク集
裏窓の景色
関連リンク:
ウィーン天気
ザルツブルク天気
ブタペスト天気
プラハ天気

1.ウィーンの年間の気候

天気イメージ画像 春と秋が短く夏と冬の2季です。5月~10月が夏、残りの半年は冬です。夏の間は街中が緑に被われ、冬の間は木の葉が落ちて様相ががらりと変わります。気温ではなく、周りの景色が夏らしくなったら夏、冬の装いになったら冬の到来と考えます。春と秋の季節も時期や気候よりも景色で季節が決まり、冬が終わり緑が芽吹いてくると春、木の葉が色づいて紅葉らしい色合いになると秋です。

長い冬を抜けて4月に入ると、余程のことがないかぎり積雪は無いでしょう。4月は天気が変わりやすく、突然の寒波には注意が必要でしょう。4月は芽吹きの季節。街中が春の装いです。5月になると街中新緑に覆われます。盛夏は6~8月と個人的には感じてます。9月は夏の終わり。10月は秋です。秋は風が強いと言われ、凧揚げの季節です。冬は11月から4月半ばまでと考えられます。

2.ウィーン大陸性の気候

旅行に便利な加湿器

よく大陸性または内陸性の気候と言われます。海洋性の気候が常識の日本人にとっては、感覚として理解できるまである程度の経験が必要なようです。

オーストリアは周りに海が無く360度陸地に囲まれてます。ウィーンから一番近い海のベネチアまで8時間~10時間の移動時間です。つまり日本のように周り全てが海という立地条件と異なり、大海から遠く離れた大陸の中央で、加えて標高200m弱のウィーン盆地は周囲に標高500m程度の丘に囲まれる盆地気候です。

海水は陸地と比べると暖まりにくく冷めにくく、それに対して大陸では気温の上下変化が速く大きいです。また、海が遠いことから乾燥しがちです。

夏は日陰で40度になる日もあります。7月というのに気温が10度まで下がり、その3日前は日陰で35度ということもありました。日本のように四季の変化がはっきりせず、2-3週間程度の周期で10~20度ぐらいの温度差の寒暖を繰り返しながら、いつのまにか短い夏が過ぎ去り、長い冬が続くという感じでしょう。大陸性の気候ですからときには急激な気温の上下もあり、春も秋も寒暖の繰り返しのなかで、あるようでも無いようでもなく過ぎ去ってゆきます。寒暖の周期によっては、夏よりも暖かい冬の日があったり、冬よりも寒い夏の日があったりします。

3.脱水対策に水分補給

乾燥からの脱水と喉からの風邪には注意が必要です。水道水は飲んでも問題ないと思います。ブティック・ワルツ店(2020年4月コロナ閉店)でイオン水無料サービス、伊勢丹(2003年夏閉店引き上げ)でエビアンを売ってます。スーパーマーケットでミネラルウォーターを求めるときは、プラスチックボトルを押してみて、ペコペコへこむ物がガス無しです。オペラ座界隈のスーパーマーケットはオペラ座筋向かいとグランドホテル(英/独/日)の地下です。

4.ウィーン旅行の服装/衣類

ウィーン観光で用意する服装は、季節感よりも、そのときの天気と気温で決めます。寒暖の差が大きいことから、夏でも15度ぐらいに気温が下がったり、また、冬でも20度ぐらいまで上がったりすることも希ではありません。

旅行用に用意する衣類は、夏も冬も重ね着が基本。夏でも薄手のコート、薄い長袖を1枚は用意しましょう。変わりやすい天気に備え、傘は軽い物を携帯、ただし天気予報が1週間ずっと快晴の場合は不必要。日常と違い、観光では長時間外を歩くことがあり、冬の場合は相当の冷え込みを考え衣類をそろえましょう。子供連れの場合は頭と耳の防寒にも留意が必要でしょう。旅先で衣類を買うのも良い思い出になります。めったに雪が積もらないものの、積雪対策に冬の靴は靴底が滑りにくいものが良いでしょう。歩きやすいクツでどうぞ!夏に歩き疲れたら公園で休み、冬に歩き疲れたらカフェで休みます。

1971-2000年
各月の平均
1日の最低気温 1日の最高気温 1日の降水量 雨の日数
1月 -2.0 2.9 37.2 7.3
2月 -0.9 5.1 39.4 7.6
3月 2.4 10.3 46.1 8.3
4月 5.8 15.2 51.7 7.5
5月 10.5 20.5 61.8 8.5
6月 13.5 23.4 70.2 9.1
7月 15.4 25.6 68.2 9.0
8月 15.3 25.4 57.8 8.0
9月 11.7 20.3 53.5 7.0
10月 7.0 14.2 40.0 6.0
11月 2.4 7.5 50.0 8.3
12月 -0.5 4.0 44.4 8.2
World Weather Information Sevice(英)から)

5.掲示板投稿から

実際の感じは経験されている方のコメントをお願いするとして、気象データを調べるサイトについて書いてみます。データーと体感とは異なりますが参考にはなると思います。
WeatherOnlineというサイトがあります。 http://www.weatheronline.co.uk/Europe.htm で「Vienna」-「History」をクリック、年月を指定して過去20年位の最高・最低気温を調べることができます。
それによりますと過去5年間(1999-2003)の3月23日から31日の間の気温は一日の最低気温が最も低かったのは-8℃(200.3.23)、最も高かったのが9℃(2003.3.31)で最高気温が最も高かったのは21℃(2003.3.30)、最も低かったのが4℃(2002.3.25)となっていました。
コチさんにとって肝心な今年のことはわかりませんが、年により、また日によってもずぶん気温が違うようです。それなりの寒さへの対策をしていくより他はないのですが、室内はかなり暖かくしてあるはずですから、上へ着る物で調整することになると思います。
なお上記のサイトでは他にも積雪量や風速などのデーターも入っています。また日の出、日没の時刻もありますし、Webカメラにもリンクされていて利用価値があります。
なお上記のURLはヨーロッパの国々の各都市を調べるためのものですが、末尾を消してアクセスすれば世界中の各都市についても選択できます。もちろん日本についても数十の場所のデータが入っていておもしろいですよ。一度試してみてください。
旅行する時、私もなるべくその土地の気温データーを調べてから出かけますが、以前は理科年表などを使っていました。これでずいぶん便利になりました。実際に自分が体験したのとはずいぶん違うこともありますが、それはそれでまた旅の楽しさです。
[3642]投稿日:2004/01/06(Tue) 20:13「FLAT」さん情報ありがとうございました。

1.乾燥対策
前の経験でわかっていたのですが、今回も苦しみました。風邪を引きやすい方は、のど飴をたっぷり用意した方がいいです。現地のAPOTHEKE(薬局)でも処方箋なしで買えますが、ホールズやヴィックスなど使い慣れたものを持っていった方がいいですよ。
2.寒さ対策
晴れの日は、暑いくらいですが、雨や曇天の日は肌寒いです(とくに郊外に行かれる方は)。電車の冷房や会社の冷房がきつく感じる方は、秋口用のカーディガンかセーターと防寒用にポケットレインコートを用意するといいです。我が家でも用意していたのですが、ハルシュタットへは出発前から小雨だったため傘を使ったので、レインコートは、サルツブルクの宿に置いてきてしまいました。かなり寒く、結局これが数日後の高熱の原因になったようです。
「たなけん」さん情報ありがとうございました。