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2021/08/05更新

ウィーンの見どころ

このページはお薦めのウィーン見どころ紹介です。その他の観光名所ページも参照ください。

このページの内容:
1.一般的なウィーン市内観光
  • 先ずはシェーンブルン観光から
  • 美術館の観光計画
  • お勧めの日本語ツアー
  • もっと時間が取れるときのウィーン観光ヶ所
2.音楽に関するウィーンの観光
3.ウィーンの森観光
4.展望・眺望の良いところ

1.一般的なウィーン市内観光

ほとんどのパッケージ旅行には半日の市内観光がついてます。観光個所は2ヵ所に大別されます。
  1. 世界遺産(日) シェーンブルン宮殿の内部観光
  2. 建物の博物館と言われる環状道路(リンク通り)のなど市心観光。
    注)2008年10月から市電環状線廃止
シェーンブルン宮殿の観光は移動を含め2時間から2時間半かかります。もしも半日観光で複数の入場を入れ込んでいる旅行会社があったら、会社の大小にかかわらず、そのような会社には気をつけた方が良いでしょう。ヨーロッパでも日本と同じで、半日は半日でしかありませんから、どこかに無理があり、トリックが仕込まれていると解釈べきでしょう。

先ずはシェーンブルン観光から

シェーンブルン宮殿の中庭オーストリアはフランス革命やロシア革命などの市民革命がありませんでした。つまり、ヨーロッパの3大宮殿中、市民革命の被害が無かった唯一の宮殿がシェーンブルン宮殿です。2回の世界大戦で失われたものも、ほとんどありません。

個人旅行におけるシェーンブルン内部はオーデオガイドでの誘導になります。観光では無く誘導です。日本語のツアーや公認ガイド占有のプライベートガイドをお薦めします。

ウィーンの3大美術館



  1. 美術史美術館
  2. ベルヴェデーレ美術館
  3. レオポルト美術館
1.美術史美術館

ウィーンの美術館といえば美術史美術館です。場所はリンク沿いでオペラ座から400mぐらいです。美術館観光は時間と体力が必要ですが、建物内部も含めて是非とも計画に入れたいところです。主な展示は上階と下階で、上階が世界的に有名な絵画のギャラリー、下階は古代、手工芸品、彫刻の展示です。

美術史美術館の上階にはブリューゲルやデュラーなど北方ルネサンス、クラナッハなどドナウ派、フェルメールやルーベンス、レンブラント、ファンダイクなど北方バロック、ラファエロやティツィアーノ、ジョルジオーネなどのイタリアルネサンス、アーチンボルトやティントレット、パルミジアーノなどのマニエリスム、ベラスケス、カラバッジョなどのスペイン・イタリアバロック絵画などルネサンスとバロックの膨大なコレクションが展示されてます。

美術史美術館の上階中央のカフェは、世界で一番美しいカフェとまで言われ有名です。美術館観光で疲れたら体調管理のためにもカフェでの休憩はいかがでしょうか。きっとウィーン観光での素晴らしいひとときになることでしょう。
2.ベルベデーレ美術館

次にお薦めの美術館観光はベルベデーレ宮殿上宮(oberes Belvedere/オーベレス・ベルヴェデーレ)の美術館です。世紀末様式ユーゲントシュティルを代表するクリムトの絵画はウィーンに来たら是非とも観ておきたい絵です。その他エゴン・シーレやビーダーマイヤー様式の素晴らしい絵画が観られ、ウィーン観光で美術史美術館に次ぎお薦めの美術館です。オペラ座から市電「D」でHauptbahnhof行き4つ目の停留所下車、進行方向左に市電通りを渡ったところです。

関連リンク:
・10秒美術館「クリムト」(日)
3.レオポルド美術館

クリムトの次の世代を代表するエゴン・シーレ(日)の絵画を観るなら、先ず上記のベルベデーレ美術館ですが、エゴン・シーレの最大の絵画コレクションはレオポルド美術館(独/英/日)で観られます。美術史美術館から徒歩数分のMQ/ミュージアム・クオーター/Museums Quartiersにあります。

関連リンク:
・10秒美術館「エゴン・シーレ」(日)

お勧め日本語ツアー

公認ガイドの案内で大きく観光が変わるのは、なんといっても王宮の宝物館でしょう。神聖ローマ帝国・オーストリア帝冠、ヴェロニカの布、聖なる十字架の木片、聖なる槍、聖なる釘、イエスの洗礼盤、等など興味深い展示が目白押しです。

このハプスブルク王宮宝物館は単なる宝物のコレクションに留まらず、「日の暮れることの無い」と言われたハプスブルク帝国の歴史を考えても観光上興味深い個所です。説明が無いと何もわからず館内を歩き回ることになりますから美術史美術館と宝物館をセットにした日本語ツアーをお薦めします。
同様に、ハプスブルク家関連の観光箇所で、ガイド学校、ガイド試験でも必ず扱われる皇帝の霊廟も、シュテファン大聖堂とセットのハイライトツアーがあります。ハプスブルク無くしてウィーンの存在はあり得ません。そのハプスブルク家歴代の皇帝家族について理解するのには最良のツアーでしょう。

もっと時間が取れるときのウィーン観光ヶ所

団体旅行でウィーンに来たときは市内観光後の自由時間に歩行者天国の散策、カフェーで休憩公園の散策(有名な音楽家の像)、美術館や博物館の入場観光等も良いでしょう。

すこし市心から足を伸ばすなら中央墓地やベートーベンゆかりのハイリゲンシュタット(日)。また夕食がフリーの場合は、夕食後のコンサートを予定に組むのもお勧めできます。

2.音楽に関するウィーンの観光

※音楽関連の観光ヶ所はお薦め旅程計画ページにリストアップされてます。

音楽に興味のある人には、新王宮の古楽器博物館(独/英)、ウィーン市内に点在する音楽家の記念館、中央墓地オペラ座バックステージツアー音楽の家|ウィーン(日)にはウィーンフィル立ち上げの部屋の他、ハイドン、モーツアルト、ベートーベン、シューベルト、ヨハンシュトラウス、マーラー、調性破壊12音技法を確立した作曲家などの部屋に様々な展示が観られます。これら観光の最後に大画面に映るウィーンフィルを指揮してみるのも良い思い出になることでしょう。

その他、シェーンブルン宮殿の近くにある産業博物館(独/英)に楽器関係の展示があり、楽器の制作手順、構造など興味深いでしょう。

3.ウィーンの森観光

ハイリゲンクロイツ僧院ウィーンの森はウィーン市の3倍の広さを持ち、ウィーン近郊の観光名所を包括します。地底湖(独/英)ハイリゲンクロイツ僧院(独) マイアーリンク尼僧院(日) 映画「うたかたの恋」(日))などの「南の森」観光は公共移動機関での移動は困難です。観光バスやプライベートガイドでリムジンをチャーターするのがお薦めです。

ウィーンの森観光、公共移動機関

時間と体力があれば、公共の乗り物で北の森に行くことも可能です。

移動は 地下鉄U4号線終点ハイリゲンシュタットから バス路線 38A に乗り換え、途中のコベンツル(⇒地図)か、終点カーレンベルク(⇒地図)展望台下車です。

午後の半日と その夜を組み合わせて、先ずカーレンベルクの展望台とウィーンの森、特にベートーベンが田園交響曲の構想を練った葡萄畑の散歩道、ベートーベンハウス、そして、夜はウィーンの森のふもとに沢山あるワインのホイリゲ造り酒屋での食事というコースもあります。体力に自信のある方はどうぞ!天気に恵まれれば楽しいでしょう(5~10月)。

関連項目
ホイリゲに行こう!
ウィーンのホイリゲ造り酒屋
オーストリアのワイン
ウィーンの森の散歩道のお勧めはレオポルツベルク(独)カーレンベルク(独/英)間の散歩です。カーレンベルクでバスを乗り換えてレオポルツベルクまで移動し、そこから歩いてくると良いでしょう。レオポルツベルクはカーレンベルクよりも眺望が良いでしょう。途中ヨゼフィーネンヒュッテ/Josefinenhütte(独)でコーヒー休憩も悪くありません。所要時間は市心からの移動と途中の休憩を含めると半日でしょう。
関連項目
5月初旬レオポルツベルクのスズラン

4.展望・眺望の良いところ

上記カーレンベルク展望台(途中のコベンツル)あたりのウィーンの森丘上展望台。その他以下など。