2008/03/18
ウィーン市心ハプスブルク王宮の地図
ウィーン市心、旧市街地内に広がる王宮は、1918年、大正7年の帝政崩壊まで歴代ハプスブルク王朝の宮廷として使われてきたものです。王宮の最も古い記録は、ハプスブルクがオーストリアの領主になる前、平安時代のバーベンベルク時代に遡ります。最後の増改築は第一次世界大戦が始まる前年1913年まで続き、一次大戦勃発と、その四年後の敗戦と帝政崩壊により未完で終わってます。
王宮は、長い歴史の中での拡張が続いたことから、新しい宮殿が増築されるごとに、新しい区画に異なる宮殿名が付けられました。そのため、全体をまとめて王宮/Hofburgと呼ぶ他に、区画ごとにそれぞれ別の宮殿名があります。それらの王宮内の数ある宮殿から一つの宮殿を取り出すと、シェーンブルン宮殿の方が規模が大きく、そのために、シェーンブルン宮殿がヨーロッパ3大宮殿に数えられてますが、王宮はシェーンブルン宮殿の約1400室を遙かに凌ぐ約2600の部屋数です。
現在の王宮には多くの博物館の他に、舞踏会・催し・国際会議の会場や大統領庁、内閣官房省、スペイン式乗馬学校と馬屋、宮廷図書館、王宮礼拝堂、そして公共住宅などがあります。
ウィーンのハプスブルク王宮/Wiener Hofburg
地図中の番号の説明は、このページ下方
- スイス宮/Schwiezerhof
- 馬屋宮/Stallburg
- リピツァーナー博物館/Lipizzanermuseum
- 冬季乗馬宮/Winterreitschule
- スペイン式乗馬学校/Spanische Hofreitschule
- 舞踏の間/Hofburg Redoutensaal
- 宮廷図書宮/Hofbiblithek
- 王宮古書図書館/Nationalbibliothek Prunksaal(Augustinersaal)
- 帝国官房宮/Reichtskanzleitrakt
- シシー博物館/Sisi Museum
- 王宮の皇帝アパート博物館/Kaiserappartements
- 宮廷食器博物館/Silberkammer
- 新王宮/Neue Hofburg
- エフェソス博物館/Ephesos Museum
- パピルス博物館/Papyrusmuseum
- 古楽器博物館/Sammlung alter Musikinstrumente
- 宮廷甲冑博物館/Hofjagd- und Rustkammer
- 新王宮図書館/Nationalbibliothek
- 民俗学博物館/Museum fur Voelkerkunde
- アルベルティナ宮/Arbertina
- アルベルティナ美術館/Arbertina
- 温室と蝶々ハウス/Palmenhaus & Schmetterlinghaus
- 新王宮の奥角/Neue Hofburg
- 国際会議場/Kongresszentrum
- (祝祭の間/Festsaal)
- (セレモニーの間/Zeremoniensaal)