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1999/05/30

フランツ・シュミット/Franz SCHMIDT

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音楽家フランツ・シュミット

フランツ・シュミット

ウィーンで活躍した後期ロマン派の作曲家、教育者、チェロ奏者、室内楽奏者、伴奏者。ブルックナーやブラームスに師事したこともあり、ブルックナーやGマーラーの後継者と考えられる。

同じFを頭文字とする同時代フランスの作曲家フローラン・シュミットと区別するため、両者ともにフルネーム表記される。ルネサンス期のドイツにいた死刑執行人フランツ・シュミットとは別人。

作品: 多くのオルガン曲、ピアノ曲、室内楽。4曲の交響曲。中でもオペラ「ノートルダム (Notre Dame)1914」第3幕への序曲 (Vorspiel) は有名。「Fredigundis 1922」。オラトリオ「七つの封印の書 (Das Buch mit sieben Siegeln) 1935-37」は、フルオーケストラと多くの声楽ソリスト、合唱という大きな構成からなる荘厳な大作。
オラトリオ: オーケストラ伴奏による独唱(群)と合唱のキリスト教宗教組曲。器楽伴奏の声楽作品カンタータ(cantata伊,Kantate独,cantate仏)の規模の大きなものと考えられる。
後進: ピアニストFriedrich Wuehrer、ピアニストAlfred Rose(伝説のプリムス/Primus弦楽四重奏団とウィーンフィルのコンサートマスターでありGマーラーの義兄弟Arnold Roseの息子)、作曲家Theodor Berger、作曲家Marcel Rubin、作曲家Alfred Uhl

フランツ・シュミットの生涯

187412月22日プレスブルク(現ブラティスラバ、ウィーンから約60km)生
1888家族と共に帝都ウィーンへ移住
1890-96ウィーン音楽院/Konservatorium der Gesellschaft der Musikfreunde で Ferdinand HELLMESBERGER にチェロ、ロベルト・フックスに作曲を師事
1896ウィーン音楽院を最優秀で卒業
1896-11ウィーンフィルチェリスト
1896-14Gマーラー率いるウィーン宮廷歌劇場(現国立歌劇場)チェリスト
1901-14ウィーン音楽アカデミー/Fachhochschule fuer Musik und darstellende Musik/現国立音大のチェロ科教授
1914-18第一次世界大戦
1914-22同校ピアノ科教授
1922-25同校、対位法、作曲科教授
1925-27同校、主任 (Leiter)
1927-31同校学長/Rektor
1937健康のために同校退職
19392月11日ペルヒトルツドルフ/Perchtoldsdorf bei Wien(ウィーンの南隣)没
1951フランツ・シュミット協会/Franz Schmidt Gemeinde 設立