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1998/10/20-2021/07/18

ブルーマウ温泉/Bad Blumau

関連項目:
フンデルトヴァッサー
関連リンク:
ブルーマウ温泉(英/独)
ウィーンのフンデルトヴァッサー作品の位置
フンデルトヴァッサーハウス(独/英)
フンデルトヴァッサー・ゴミ焼却場ツアー(独)
船から見るゴミの焼却場(独/英)
キッズプラザ(日)
KUNSTHAUS WIEN(英/独)
大阪のゴミ焼却場(日)
フンデルトヴァッサー・ゴミ焼却場ツアー(独)

通訳の仕事でフンデルトヴァッサー/Hndertwasser の温泉「ブルーマウ/BLUMAU IN STEIERMARK」に行きました。ウィーンには多くのフンデルトヴァッサーデザインの建造物があり、充分親しんでいるつもりでも、ブルーマウはフンデルトヴァッサーのオンパレードで驚かされました。とにかく一つの丘が全部フンデルトヴァッサー一色で埋め尽くされているのです。完成している温泉プールだけでも既に大小9つがあり、子供用・波・屋外・屋内・冷水など、総水面積は1500平方メートルにもなるそうです。謳い文句の「世界最大の居住可能な総合芸術作品」に偽りはないという印象を受けました。

このブルーマウ温泉はオーストリアで唯一のプライベートの温泉施設で、そのため持ち主である土建屋さんの「ROGNER」の名前が大きく建物入り口に掲げられています。

ホテルのブッキングは、夏の半年間はフルブック、冬は10日に1日程度は空きの可能性があるそうです。大人気の温泉ですが、一般的な日本の温泉とは様子が異なり、水着着用で水温も生ぬるい程度。温泉と言うよりは健康的な温水プールの施設をイメージした方が良いかも知れません。

ブルーマウの完成予定模型 ブルーマウの温泉プール

車での移動

車での移動(日)をお勧めします。ウィーンから約2時間です。ウィーンがらグラーツ方向へ高速道路A2へ乗り、150km程度で [ Blumau ] という大きな看板が出てきますから、あとはその指示に従って移動します。

電車での移動

今回は、諸処の事情により電車を3回乗り換えて片道5時間近くの、日帰り旅行となりました。以下移動結果です。

ウィーン → ブルマウ
Wien SuedBahnhof9:58
Wiener Neustadt10:29
10:36
Friedberg11:49
11:52
Hartberg12:25
13:35
Blumau in Steiermark13:58

ブルマウ → ウィーン
Blumau in Steiermark18:23
Wiener Neustadt20:25
20:31
Wien Sued21:02

帰りは上記に乗る予定が ・・・ 電車が1時間半遅れて来ました。その結果、まわりに何も無い無人駅で真っ暗闇の中をたった一人で電車を待つことになり、心細い思いをしました。

電車移動、乗り換え無し直行便

ブルーマウ行きの電車はこの他にも一日に数便の可能性があり、どうやら [ 7:47ウィーン南駅 10:23ブルマウ ] は乗り換え無しのウィーンからの直行です。帰りの直行は、[ 18:12ブルマウ 21:24ウィーン南駅 ]。 このオーストリア国鉄の発着は、事前にリンクページにある鉄道検索システム日本語説明で調べることができ、乗り換えなどの詳細までリストアップできます。

電車移動中の食事

4時間もの電車移動になりましたが、その移動中の電車に食堂車がありませんでした。事前に駅等で水やサンドイッチ等を買っておくと良いでしょう。ブルマウ温泉一帯にはいっさい何もありません。見渡す限りのカボチャ畑です。

ブルマウの鉄道駅から温泉までの移動

さて、ブルーマウ駅で2両編成の地方電車を下りたものの、予想したとおりそのあたりには無人駅のみで、全く何も無い (・o・) 。最終乗換駅の [ Hartberg ] 駅の駅員さんにお願いして、事前にタクシーを頼んであったのにもかかわらず、待てど暮らせどタクシーどころか人っ子一人現れない。駅員さんがタクシーに電話したとき直接受話器を取って話させてもらえば良かったと思ったものの後の祭り 。あたりには電話ボックスもありません。 (T_T)
結局、業を煮やして携帯電話で Bulumau 温泉に電話して車を呼ぶことになりました。電車で行くときは事前に送迎を頼んでおくべきでしょう。もっとも、駅から例のフンデルトヴァッサーの建物が見えるので、いよいよとなれば歩いて行けるます。ただし数キロあるのでちょっと辛いです。

日帰りではなく宿泊がお勧め

たとえドイツ語が堪能でも、Hartberg 駅で田舎の親切な車掌さんの訛りの強い話が聞き取れなかったり、乗り換え時間がタイトで小走りに走ったりしたことを考えると、日本からの個人のお客様は電車での日帰りは止めた方が良さそうだと感じました。もしも電車で行くのなら、最低一泊を勧めます。そうすれば少しは時間にゆとりがあるでしょう。

1998/10/20帰り車中にて高崎守弘

フリーデンスライヒ・フンデルトヴァッサー教授
2000年2月没、ご冥福をお祈りいたします。