2008/03/18
習慣、マナー、心配りなどについて
同じ人間でありながら体つきが違い、言葉が違い、環境も歴史も違う他民族間に溝が存在するのは当然です。それを認識さえしてさえいれば、それだけで多くの問題を未然に防ぐことができるはずです。日本とは全く違うヨーロッパですから、もしも日本とは様子が違うことを発見したら、それを体験するためにお金と時間と体力を使って来たのです。「世の中色々だ!」位に思えば、不満も少ないでしょう。同じ旅行をしても、ある人は楽しく、またある人はストレスがたまるばかりです。せっかくのヨーロッパ旅行ですから、是非とも楽しいものにされてください。
習慣、マナーなどの留意
- ブタのように音をたてて食べるのは、日本人の想像を遙かに超えて嫌われます。スープは鉛筆を持つようにスプーンを持ち 正面からまっすぐ口の中にスプーンを入れると音がしない。
- エスカレーターでは 右に寄って立つ。
- 市電の入り口に立つ場合は 常に乗降に気を配る。
(スリ対策のために出入り口は避けてなるべく座る。) - コンサートやオペラに行く場合は男性はジャケットとネクタイ、女性はワンピース等がふさわしい。
- コンサートで奥の席に入るときは 立って通してくれた人にお尻を向けないようにして抜ける。「ありがとう」は「ダンケ」と言います。
- 観光バスの中、公共の乗り物内は禁煙。
- 他人の写真を取ったりビデオを向ける前に当人の許可を取る。なお、国の公認通訳案内士(ガイド)には、洋の東西を問わず、著作権法実演家権があります。
- 美術館・博物館では 絵に向けては決して フラッシュは光らせない。(絵が焼けるため!)
- グループで動く場合(特にシェーンブルンの中!) 見苦しくないように なるべく固まる。
- 他のグループ(又はガイド)の話は横聞きしない。
- きれいな芝生の中には入らない。
- レディーファーストに気を配る
- 他人の人生や個人的な生活内容を気軽に尋ねない。ガイド中に親は?結婚は?子供は?等毎日のように尋ねられます。親が死んだと答えるのですか?今離婚しそうと答えるのですか?子供が不治の病だと答えるのですか?もしも日本で挨拶としてそのような話をする無責任な人が多いなら、日本に明るい将来はないでしょう。
- こちらでは 風邪をひいてもマスクはしません。マスクを理解できない人にとっては不快なものです。
- 観光バス車中ですが、観光中に誰かがマイクで話すときは周りの迷惑にならぬよう静かにするべきでしょうね。
チップは悩みの種ですね
- 枕銭は一人一泊1ユーロ程度
- レストラン、カフェーハウスは5ー10%位
- タクシーはメーター料金の5ー10%
- 観光馬車は5ー10ユーロ程度
- 乗合観光バスのガイドには一人2ー5ユーロ
- 斡旋アシスタントには10ー15ユーロ
- ガイドを個人で雇った場合は半日で20ー100ユーロ、全日で40ー100ユーロ
- 衛生上 治安上 トイレ係員がいる場合は 料金が出ていて50セント前後。
(余談です:オペラの地下の男性トイレは同性愛者逢い引きの場所として有名ですが、そこで男が男に襲われたという話はまだ聞いたことがありません。マナー?はいいと感じます。(筆者は同性愛者ではないが、偏見もない)(2005年に閉鎖) - 添乗員がお客様から小さな封筒を渡される事がよくあるそうですが、旅行の終わりに渡すのが良いでしょう。