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2008/11/22-2021/07/18更新

ウィーンフィル/WienerPhilharmoniker

正式名は「ヴィーナーフィルハーモニカー」。150年以上の伝統を持つ世界最高のオーケストラとしてあまりにも有名。現在のウィーンフィル博物館(日) の場所がウィーンフィル旗揚げ場所で、宮廷歌劇場(現国立歌劇場)の楽団員達が、「伴奏」ではなく「演奏」を目的にオーケストラを形成したのがそのはじまり。1870年に楽友協会の建物ができてからは、そこを本拠地として定期演奏会を開いている。楽友協会の建物内部には、事務局の他、図書館、楽器工房もある。

なお、ウィーンにはウィーンフィルと呼び名のよく似たウィーン交響楽団(ヴィーナーシンフォニカー)もあり、世界的に有名だが、ウィーンフィルとは別の楽団。ウィーン滞在中にウィーン交響楽団の公演があればウィーンフィル同様にお薦めです。

ウィーンフィルのニューイヤーコンサート(元旦)

楽友協会黄金のホール 花一面に飾られた楽友協会黄金のホールが世界中に衛星中継されるニューイヤーコンサートは、ウィーンフィルが毎年元旦に催す祝賀コンサートです。ニューイヤーコンサートは世界一有名なコンサートであるだけでなく、世界一高級なコンサートでもあり、券面額10万円のチケットの市場価格が数十万円になるのは有名な話しです。日本では元旦の夜19時頃に生放送だそうです。

ウィーンフィルのシルベスターコンサート(大晦日)

ニューイヤーコンサートは1年前に業者に申し込んでも取れなかったり、値段も高額ですが、入手確率が高く、値段も半額以下の全く同じコンサートが大晦日にも行われていることは、一般にはあまり知られていないようです。シルベスターコンサートは、元々はニューイヤーコンサートのゲネプロ(ゲネラルプローベ/最終練習)を公開したものでした。会場の飾りも演奏内容もニューイヤーコンサートと全く同じで、ニューイヤーコンサート同様に録画撮りも行われ、ニューイヤーコンサートの生中継にトラブルが起きたときは、シルベスターコンサートの録画に差し替えて放送するのだそうです。つまり、衛星中継の無いニューイヤーコンサートがシルベスターコンサートです。テレビで見たニューイヤーコンサートに憧れ、是非とも観たいと思っても、旅程確定が遅れたり、予算の都合で二の足を踏むようなときは、シルベスターコンサートがお勧めです。

ウィーンフィル定期演奏会

ウィーンフィル定期演奏会も会員がチケット確保の権利を代々手放さず、一般売り出しはありません。ですから業者に依頼し、チケットを探してもらっても、キャンセルチケットが出なければ入手不可能なわけです。当然ながら座席の選択は不可能、たとえ取れてもコンサート直前にはじめて結果がわることが多いようです。

ウィーンフィルのチケット入手

ウィーンフィルのチケットは、会員による完売が多いです。■ウィーン観光情報■ウィーン.comでは、調査、問い合わせ、代行手配は受けておりません。チケットの調査、問い合わせ、代行手配はチケット代行手配業者へどうぞ。個人手配の場合は、語学力不足や認識不足からのトラブル発生を考慮し、手抜かり無く事前調査をしましょう。

一般売りのコンサート

ウィーンフィルで一般売り出しがあるチケットは定期演奏会以外です。主催者が直接ドイツ語での書面予約を受け付けることもありますが、入手確率が非常に低いので、余程慣れている人以外は、確実に押さえるなら早期にチケット会社へ連絡を取るのが得策。

音楽の都ウィーンでクラシックを聴くだけなら、ウィーンフィルでなくとも気軽なレギュラーコンサートもあり、お勧めです。