2001/04/01
カエデの花/Ahorn
春までもう少しの辛抱が必要な3月末から4月はじめ、ウィーンの森では待雪草が終わり、サクラソウが咲いてきます。その頃ウィーン市内では一斉にレンギョウが眩しいばかりの黄色い色の花を咲かせます。そしてレンギョウとほぼ同じ頃、ウィーンに来た人が必ず見ることになるリンク通りの並木道でカエデの花も満開になります。日本の桜と同じように葉が出る前に花だけが満開となりますが、色が薄黄緑のため、注意深く見ないと見逃してしまいそうです。年に一度だけ、しかし必ず、かそけし春の前触れを告げてくれます。