2009/03/08-2022/03/15更新
マツユキソウ(待雪草)/Schneeglöckchen/スノードロップ
冬至からクリスマス、年末年始、三聖王の祝日、灰の水曜日(日)と徐々に冬が過ぎてゆくと、寒く暗く長い毎日の中で、日照時間の伸びや、春の日溜まりのような柔らかい陽光が感じられたりします。
しかしウィーンの3月はまだ春が遠く、ともすれば雪が降ったり、どんよりとした天気が続くこともあります。そんな中で自然はしっかりと春の支度を進め、雪の中から待雪草が咲いてきます。待雪草が咲くと次はプリムラ西洋サクラソウやレンギョウが咲き、可憐なカエデの花が咲く頃には街に春の装いが広がります。
毎年待雪草が咲く頃に、春の息吹を求めてウィーンの森へ散歩に出たくなりますが、なかなか思うに任せません。今年も時間が取れないと思っていた矢先に庭の隅に小さな白い花を見つけました。かそけき春の足音です。
スノーフレーク(Märzenbecher または Frühlings-Knotenblume)と、スノードロップ(Schneeglöckchen)の違い(独)
Der Märzenbecher ist schneller, als sein Name verspricht. Denn er blüht oft schon im Februar, manchmal sogar früher als sein Familienmitglied, das Schneeglöckchen.・スノードロップ: 花びら3枚。
スノーフレーク(Märzenbecher)は、3月(März)の名前で呼ばれるが、2月に咲くことも多く、同族のスノードロップ(Schneeglöckchen)よりも早く咲くことがある。
・スノーフレーク: 花びらの先に薄緑の点がある。