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2003/11/30-2021/11/30更新

ウィーンのクリスマス

毎年クリスマスが近付くと、街角でクリスマスツリー用のモミの木が売られ、有名なクリスマス市もオープンします。普段は財布のひもが堅いウィーンの人たちも、クリスマスの飾り付けがされた繁華街でクリスマスプレゼントの買い物に追われます。

このページの内容:
1.ウィーンの様々なクリスマス市
2.クリスマスの商業活動
3.アドヴェント/降臨節(待降節)
関連項目:
きよしこの夜
オーストリアの歴史とカトリック
関連リンク:
ウィーンの様々なクリスマス市の地図(日)
ウィーンのクリスマス市動画(日)
Advent- und Weihnachtsmaerkte in Wien(独)
ウィーンの様々なクリスマス市(独)
ウィーンの様々なクリスマス市(独)
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1.ウィーンの様々なクリスマス市

アドヴェントの時期にウィーンに居たら、何はともあれクリスマス市に行きましょう。特に夜の市庁舎前クリスマス市はとても華やかです。しっかりとした防寒、荷物を持たず両手を空け、スリに留意し懐中物に気を配ります。寒いときは屋台のホットワインや、リンク通りを渡ったところのカフェー・ラントマン(独)で休憩も良いでしょう。

ウィーン市内で一番華やかで有名なクリスマス市は、 何と言っても市庁舎前のクリスマス市(独/英)です。その他、必ず観光客の目にとまるのがシェーンブルン宮殿のクリスマス市(独/英)でしょう。ウィーンの古き良き時代のクリスマス市の雰囲気を留めるシュピッテルベルクのクリスマス市(独) や旧市街地の フライウンク広場のクリスマス市(独)も楽しいでしょう。

これらのクリスマス市には、クリスマスの飾りやクリスマスプレゼントを売る屋台がたくさん並びます。クリスマスツリーの飾り、手袋やマフラー屋、プンシュ/Punschやグリューワイン/Gluehweinなどの暖かい飲み物の屋台、そして焼き栗屋等々です。

プンシュ:ホットな赤ワインやラム酒にオレンジ・アニス・ツィムトなどのスパイスで味付けしたアルコール飲料。英語のパンチ/Punch。パンチは冷やして飲まれるが、ドイツ語圏のプンシュは暖かい飲料。煮立てずに熱するのみで調理される。元々はインドで数百年前から飲まれていたものが始まりとされ、17世紀頃にイギリス兵士がインドからヨーロッパへ伝えた。プンシュの呼び名はヒンズー語で数字の5を表す「panc」から来たとされ、水・ワイン(ラム酒)・砂糖・レモン・紅茶やスパイス果物の5種類からなる飲み物をさした。独語の子供/Kinderを語頭に付けたキンダー・プンシュは子供用にノンアルコールで調理されたものをさす。

グリューワイン:ドイツ語圏で主にクリスマス前に飲まれる熱いワイン。プンシュの一種。砂糖・ツィムト/Zimtやネルケン/Gewuurznelkenなどのスパイスで味付けされる。ドイツでは赤ワイン、北イタリアでは白ワイン、オーストリアではそのどちらも使われる。

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2.クリスマスの商業活動

一般の店舗はクリスマス前の1ヶ月は平日19時、土曜18時まで開けるところが多い。その他、12月08日の祝日もショッピングゾーンでは終日開ける店が多い。クリスマスイブ12月24日は午前のみ営業。クリスマス12月25、26日は法定祝日閉店。

3.アドヴェント/降臨節(待降節)

アドべントは日本語で降臨節とか待降節と呼ばれ、救いの御子イエスキリストの生誕を待つ喜ばしい時期と考えられてます。アドベントの期間はクリスマスの4週間前の日曜日から、イエス生誕を祝うクリスマスまでです。日曜日を迎えるごとに、救世主の降誕を祝って、アドヴェントクランツ(日)という針葉樹の枝で作った輪に立てられたロウソクに火を灯します。最初の日曜は4本中の1本のみ。次の日曜日は2本、その次の日曜日には3本、最後の日曜日には4本全てのロウソクに火を灯し、クリスマスを迎えます。アドベント期間中はアドベントカレンダーの小さな窓を順に開けて行き、「もういくつ寝るとークリスマス~♪」って感じでしょうか。

良いクリスマスを! Froehliche Weihnachten !